外壁塗装で使用される塗料には、主に9種類の塗料があり、
その中から建物に適したものを選ぶ必要があります。
ここでは、その各塗料の耐用年数からリフォーム価格の平均額、特徴を掲載いたします。
ぜひ今後の参考にご覧ください!
今回ご紹介する塗料は、
・アクリル塗料
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・ラジカル塗料
・セラミック塗料
・光触媒塗料
・無機塗料
・ナノテク塗料
の9種類の塗料です。
それぞれの塗料の、耐用年数や平均リフォーム価格(㎡)は、以下のとおりです。
■アクリル塗料: 5~7年、約1,500円前後
■ウレタン塗料: 7~10年、約1,600~2,000円
■シリコン塗料: 9~15年、約2,000~3,000円
■フッ素塗料: 15~20年、約3,500~5,000円
■ラジカル塗料: 12~15年、約2,000~4,000円
■セラミック塗料: 17~20年、約5,000~20,000円
■光触媒塗料: 15~20年、約3,500円前後
■無機塗料: 20~25年、約4,500~5,500円
■ナノテク塗料: 11~17年、(※塗料によって異なる)
【各種塗料の特徴】
・アクリル塗料
アクリル樹脂を主成分とした塗料のことで、軽くて重ね塗りがしやすいところが特徴。
塗装の難易度が低く、光沢があるため、簡単に発色します。
色の種類が豊富なため、たくさんの色の中から好みの色を選ぶことができます。
・ウレタン塗料
ポリウレタンを主成分とした塗料で、密着性の高さが特徴。
弾性が高く、ひび割れを防ぐ効果もあります。
・シリコン塗料
シリコン系・アクリルシリコン系合成樹脂を主成分としており、外壁などによく塗られています。
防汚性・撥水性が高く、天気や気温の変化に抵抗する効果もあるため、外壁に適している塗料と言えます。
・フッ素塗料
原料に蛍石が使用されていて、フッ素樹脂が配合された塗料のこと。
他の塗料と比べると比較的費用は高くなりますが、その分耐久性が高く、紫外線による色あせや劣化の進行を抑える効果が期待できます。
・ラジカル塗料
高耐候酸化チタンや光安定剤などが配合された塗料のことを、ラジカル塗料と言います。
あらゆる外壁材と相性が高く、塗装作業も行いやすいという点から、職人からの評判も良い塗料です。
・セラミック塗料
セラミックビーズや天然石といった鉱物が配合された塗料です。
断熱性の高さが特徴ですが、それぞれの製品によって効果は異なりますので、しっかりとご確認ください。
・光触媒塗料
酸化チタンが含まれているため、日光の効果により汚れを分解することが可能です。
また分解された汚れは、雨によって流れ落ち、メンテナンスの手間を軽減させることができます。
さらに、耐久性の高さや、空気を清浄化する効果も期待されています。
・無機塗料
無機物を配合された塗料を、無機塗料と呼びます。
火事が発生しても燃焼しにくく、カビも発生しにくいという特徴があり、雨や紫外線による影響で外壁が劣化することを抑制する効果が期待できます。
・ナノテク塗料
環境に配慮し、ナノテクノロジーを駆使した塗料です。
配合された合成樹脂をできる限り控えているため、防汚性が高く、変色しにくいという特徴があります。
しかし、他の塗料と比較すると、施工できる業者が少ないため、事前に確認しておくことが大切です。
このように、塗料にはどれぞれ特徴があり、用途や外壁材、現地の環境に合わせて選択することが大切です!
塗料の種類の多さに、「何を選べばいいのかわからない」という方も多いと思います。
プロの業者へ相談する前の簡単な知識として、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!
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